空むだ 20081010

20081010

たいようのマキバオーを読んだ。読み始めは文太はよくわからんし退屈な漫画だなあって思ってたけど、2巻の終りで俺は泣いた。

掲載誌もジャンプじゃないし少年漫画のスタイルとは全然違うんだけど、むしろこのほうがつの丸のあの緻密な描写を積み重ねるスタイルには合ってるような気がする。みどりの〜でもミドリコとの決別シーンとか、たったの2ページしかないのに1コマ1コマの描写がいちいち琴線に触れてくる。あーサバイビー読みてえ。

以下俺の勝手な思い込みだけど、マキバオーのアニメを思い出すと子供キャラがうざかった思い出があるのね。つの丸の漫画ってあんま子供が子供のまま存在してちゃいけないと思うのよね。だってさあ基本的に登場人物の心情がダイナミックに変化していくのが面白いわけでさあ、そこに子供をはいどうぞって置いてもさあ、変化して成長しちゃったらもうその属性は子供じゃないじゃんって。でも成長しないまま子供のままいてもそれはそれで面白くない。他にヒゲもそうでさ、原作じゃヒゲ牧場潰れてから音沙汰なしなんだけど、アニメじゃ最後までずっと逃げ回ってる描写が挟まれるキャラになってたと思うのね。尺稼ぐためには必要だったんだろうけど、やっぱり変化がないと面白くないのよね。あとミドリコとも再開するんだっけ。あれもあれで再開したところで別にマキバオーに何の成長もなかったからつまらんかった記憶。この辺の要素のせいでアニメはどっちらけになってた気がするわ。以上うろ覚えおわり。